福岡市の友好都市である広州市への派遣生活が始まり、はや2か月が経ちました。
現在広州市内にある広東外貿外語大学にて中国語を学んでいますが、福岡市と広州市との交流状況や、自分の目線で感じたことを皆さんに定期的にお届けしたいと思います。
今回は派遣報告の1回目として、広州市の今、広州博覧会、中国の伝統行事である国慶節、大学内にある茶室、以上4つのことについて紹介します。
広州市の今
広州市は中国南部に位置する亜熱帯性季節風性気候であり、年間平均気温は22.3度。夏場の日差しは肌を射すような強さがあり、猛暑のような日が続きます。秋となった現在でも朝晩は冷えるのですが、日中は30度近 くになるために、日傘が欠かせません。
中心部は高層ビルが立ち並び、公共交通機関が発達しています。また、買い物に便利なデパートやショッピングモールも点在し、生活するうえでは不自由ないことです。
人口は福岡市の8倍にあたる1200万人と年々増加しています。日系企業を始め外資企業が集まる経済的に注目を集める都市と言えます。
広州博覧会
日時:平成23年8月25日
場所:中国輸出入商品交易会展示館
私が広州市に到着した翌日から、広州市と中国対外貿易センターの共催による広州博覧会が開催されました。開幕当日は広州市市長を始め、友好都市の代表団が出席するなか、大規模な開幕式が行われ、多くのプレスが集まるなど、注目度の高さを感じるものでした。
各企業がブースを出展し、モノや食品等のPRを行う中で、福岡市もブースを出展し、市のPRを行いました。私はまだ中国語で福岡市のこと紹介することはできませんが、来訪者のなかには友好都市である福岡市のことを知っているという人がいたことを嬉しく思いました。
今年7月に姉妹都市交流事業でインターンシップ事業に参加した学生がボランティアとして協力してくれました。
2日目の夜には晩餐会が開かれ、広州市市長を始め、各国の主賓が揃って会食が行われました。まだ慣れない土地でのこのような各国の要人が参加される場で緊張もしましたが、このような大きな会に出席できたのも30年以上築いてきた友好都市である福岡市との広州市の先人が築いてきた友好関係のお陰だと深く感じ入りました。
中秋節
日本では中秋の名月でお馴染みですが、中国では家族と過ごし、月を見ながら月餅を食べるのが習慣だそうです。この節を迎えるまでに、私は会う先々で多くの月餅を頂きました。近年では外資企業が参入し、アイスの月餅など趣向を凝らした商品もあるそうです。
今年中秋節となった9月13日は学校が休みとなり、中国人の大半の学生が実家に帰っていました。私は広州市に実家がある知り合いの中国人学生の実家に招かれ、中秋節を体験してきました。
中秋節を迎えたこの日は、スーパーや路上にていろんなものをまとめ買いする人を見かけました。昼から夜にかけてお邪魔した学生宅では、いとこが来訪し、親族との時間を過ごす貴重な時間に、一外国人として招いてもらい、温かくもてなして頂きました。
茶道会リハーサル参加
日時:9月18日(日)
場所:広東外語外貿大学 茶道室「佳楽庵」
9月23日に在広州総領事館と広東外語外貿大学が共催し、在広州領事館16ヵ国の総領事の夫人方が参加される茶道会のリハーサルに参加しました。
私が通う広東外語外貿大学には茶道室があるのです。なぜかと言いますと、2008年4月に日本国政府により草の根文化無償資金協力として、大学に茶室を贈与されたからです。この茶室での活動を通じて、学生及び教員の対日理解が深まることや民間交流の促進されることが期待されています。現在裏千家の村内先生を始め、設立時から関わる中国人の先生方により茶道部が作られて、運営されています。茶道部は現在約40人の部員で構成され、週1回茶道・着付け・手芸など細かなグループに分かれて活動を行っています。茶道部以外にも、日本語学科の生徒を対象に選択授業の一つとして単位が取得できる授業があり、茶道の作法を学んでいます。また、今回のような日本文化の理解を深めるために文化行事にも使われています。リハーサル当日は他大学に勤める外国人の先生方が出席し、本番さながら緊張した空気の中で行われました。デモンストレーション中でも間を挟んで、茶道の歴史等が紹介され、英語専攻の学生が通訳を行っていました。また、本番の23日は夫人方同士の話が弾み、予定していた時間を超えながらも、大成功だったそうです。言語だけではなく、伝統的な日本文化である茶道を身近に学ぶことができるのは、互いの文化を知ることができる貴重な財産になると感じました。
●次回は10月に開催された広州交易会や在広州日本国総領事館主催の新入生歓迎会等について、お届けします。