2013/10/27

第一回 広州市派遣報告

姉妹都市である広州市に福岡市から派遣されている高橋さんより、現地の広州情報をお届けします!


こんにちは。今年の826日より福岡市から中国広州市に派遣となりました高橋と申します。
これから約1年半の派遣期間中「私が広州市で体験したこと」や「広州市の今」をお届けします。どうぞよろしくお願いします!

派遣前から中国の昨今の目覚ましい経済成長、悠久の歴史が織りなす文化に興味があり、現在は広州市内にある広東外語外貿大学にて中国語を学んでいます。

今回のレポートでは広州市の概要、中秋節・国慶節、Japan Dayについて報告します。

【広州市とは】
広州市は広東省の省都であり、経済規模は北京市、上海市に次いで中国で3番目の規模を持つ華南地域随一の大都市です。
2011年末時点での総人口は約1275万人。2010年時点での広州市の総人口は約1270万人でしたので、1年間で約5万人も人口が増加しており、今なお成長を続けていますし,
面積も7,434k㎡と福岡市の約22倍と広大な都市です。
福岡市とは19795月に姉妹都市となり、現在に至るまで幅広い分野で交流が行われています。

気候は亜熱帯性気候で平均気温は22.8度となっており、温暖な気候のおかげで1年中花が咲き乱れていることから「花城」という別名を持ちます。
「食在広州(食は広州に在り)」という言葉のとおり、広州は豊かな食文化を持ち日本でも有名な飲茶(ヤムチャ)は広州独特の食文化の一つです。


【中秋節】
日本では「中秋の名月」、わらべ歌の歌詞(うさぎ うさぎ なに見て跳ねる 十五夜お月さま 見て跳ねる)にも出ている「十五夜」として知られていますが、中国ではこの中秋節(旧暦815日)に月を見ながら家族や友人と一緒に月餅を食べる風習があります。
なぜ月餅を食べるのかというと、諸説ありますが一説にはその丸い形から「円満」を連想するので、家庭円満などを願って丸い月を見ながら食べる風習ができた、とのことです。

ちなみに月餅とは小麦粉を主体にした皮の中に、小豆やクルミなどに砂糖を加えて練った餡を包んで焼いたお菓子です。
お月見に見立てた塩漬けの卵を餡の中に入れた月餅も非常に良く目にします。
近年、お隣の香港では様々な新式月餅が発売されており、特にアイス月餅という冷たい大福風の月餅が流行しているそうです。

月餅

                中に入っているのは塩漬けの卵です。

実はこの中秋節が、私が広州に着いてから初めて体験する中国の行事でした。
中国人の友人から、広州に住んでいる人は中秋節には私が通っている大学からすぐ近くにある白雲山という山に登る人が多いという話を聞いていたので、当日は私も白雲山に登ってみました。
いつもは登山をしている人はそこまで多くはないのですが、この日は登山道は私と同じように月見をする人達でいっぱいで、山頂はなかなか身動きがとれないくらいたくさんの人達で更ににぎわっており、この日に合わせて設置された大きなランタンや月(当日は満月で非常に綺麗でした)を撮影したり思い思いに皆さん中秋節を楽しんでいました。
日本では中秋節をお祝いすることは少なくなりましたが、中国では現在も重要な行事だということを強く感じました。
山頂の広場に設置されたランタン

月が綺麗に見える場所はとても人気です

【国慶節】
国慶節とは中華人民共和国の建国記念日(101日)です。
国慶節にともない毎年7日間(中秋節と国慶節が重なる場合は期間が変わることも有り)の大型連休が設定されています。
この大型連休は日本のゴールデンウィークに似たようなものとして「黄金周」と呼ばれています。

今年は101日~3日の法定休日に4日(金)と7日(月)の平日を休日とし、101日~7日まで1週間の連休となりました。
中国では法定休日が少ないこともあり、春節や国慶節といった大型連休には多くの人が国内や海外に旅行に行きます。

ただ、膨大な数の中国人観光客がこの期間中に一斉に旅行するため、特に国内の旅行先各地で毎年混乱が起きており、今年は日本人にも人気の観光地である世界遺産の九寨溝で観光客が多すぎて、エリア内の路線バスに乗れない人がいたり、乗れたとしても渋滞でなかなか進まないといった混乱があったようです。



Japan Day
期間:1013日(日)
場所:広州花園酒店

 Japan Dayとは、青少年を中心とした中国の人たちに様々な角度から日本を紹介し、日中友好・対日理解促進・地域貢献を図る、ということをコンセプトに毎年実施されている領事館主催のイベントです。
「伝統」「観光」「食」「交流」「ポップカルチャー」と5つのブースが設置され、例えば「伝統」のブースでは広州外語外貿大学の茶道サークルによる茶道実演、「食」のブースでは食品企業によるメイド・イン・ジャパン食品試食、「交流」のブースでは日本人と自由なテーマで日本語を話す日中交流サロン、などが開かれ、福岡市は「観光」のブースでPRを行いました。

ブースには博多人形・博多織・博多おはじきなどの福岡市の伝統工芸品を飾り、観光ガイドやパンフレットを配っていたのですが、来場者の方々が思った以上に興味関心が高く瞬く間にパンフレットはなくなりました。
福岡市のことを知らなくても博多人形を撮影してもらったり、博多織を実際に触ってみてもらうことで興味を持ってもらい、あわせてどんたく・山笠・放生会などの福岡ならではのお祭り、豚骨ラーメン・もつ鍋などの食文化を紹介すると、是非福岡に行ってみたい!という声を多く聞きました。

広州には福岡市内のラーメン店も出店しており、豚骨ラーメンの知名度は比較的高く人気もあり、広州が海から遠く新鮮な海産物をあまり食べることができないため、海に近い福岡市の海産物に興味を持つ人もたくさんいました。また、博多おはじきが女性にとても人気で「これは売ってもらえますか?」と聞いてきた方が何人もいました。
会場は大盛況でした

                 メイド・イン・ジャパン食品食品試食のブース
茶道実演

福岡市のブースの様子