2014/07/22

福岡と釜山の文化・芸術交流が行われました!


姉妹都市として親しい関係を持つ釜山広域市には,福岡市から職員が派遣されています。派遣されている上原さんより,釜山の現地情報をお伝えします!
 

 去る627日~29日の3日間、釜山広域市中区の中央洞にあるジャユパダ小劇場で、「晴レタラ、見エル。~僕がBUSANでアレでして~」の公演が行われました。福岡の劇団グレコローマンスタイルが、韓国人女優のカン・ミンジさんを迎えて行った演劇で、釜山公演に先立ち、福岡でも620日~22日に上演されました。
(グレコローマンスタイルHP  http://www.grecoromanstyle.com/index.html )

 この作品の脚本・演出を手がけ、出演もされたグレコローマンスタイルの山下晶さんは、釜山市もバックアップするアーティストの支援団体「トタトガ」と交流するとともに、演劇を使っての「文化共存」(文化をやり取りするだけの交流にとどまらず、お互いの文化を理解し、共作し、創造すること)を図ろうと、実際に釜山の中央洞に滞在して、この作品を書いたそうです。そのときに山下さんが自ら感じ、体験した釜山が反映されているとのことで、舞台設定も中央洞のビルの一室となっていました。 

 ストーリーは、韓国人女優チョア(カン・ミンジさんが演じる)の舞台のためのとびきりの脚本を書いてほしいとの依頼を受けて、福岡から釜山にやってきた脚本家の菊川(山下晶さんが演じる)が、依頼主から、よい脚本を書くために、滞在中チョアとルームシェアするように言われて、とんでもなく驚くところから始まるのですが・・・

日本語と韓国語の同音異義語の面白さに舞台も観客も大笑いする場面、チョアと菊川と劇団の仲間たちの絆にホロリとする場面などなど、2時間のあいだ、まったく退屈することなく楽しみました。
 
日本人と韓国人の俳優が出演し、福岡と釜山で上演されたこのお芝居、いったい言葉はどのようになっているのかと、不思議に思われるかもしれませんね。体を使った表現でもなく、字幕でもなく、「通訳芝居」と銘打ち、韓国語が話せる日本人俳優が出演し、ストーリーの中でところどころ、自然に通訳をするような形で、日本語と韓国語が飛び交うお芝居となっておりました。

     公演後、出演者の皆さんで「ファイティン」のポーズ!
 
 
 福岡と釜山の間では、他にもさまざまな文化・芸術の交流が行われています。
 
 
 620日~21日には、福岡市文化芸術財団と釜山の文化財団が共同で、リサーチによって、今社会が抱えている課題を掘り起し、芸術家ならではの方法でアプローチしていくプロジェクト「Plan Co(プランコ)」の第1回目として、福岡と釜山の日常の中に漂っている「噂」をテーマとした舞台公演、展示、フォーラムで構成されたプログラム「ソリソムンドオプシ」を釜山で行いました。このプログラムは、現代舞踊の振付家である捩子(ねじ)ぴじんさんを中心にすすめられ、公演には、捩子さん、日本人と韓国人のパフォーマーの方たちとともに、韓国人の学生さんたちが出演して、舞台の上を元気に飛び跳ねていました。


フォーラムの際に上映された動画や公演の最中、次々に登場する様々な「噂」たち。「そんなバカな?!」と思ったり、信ぴょう性があるように聞こえたり、「出どころはいったいどこよ?」と思ったりして、「噂」とのつきあい方を考えさせられました。
 
 

     福岡と釜山両チームで舞台公演後に記念撮影


文化は国境を越える」といわれるとおり、福岡と釜山で国境を越えて行われている文化・芸術交流ですが、国が違えば、言葉も習慣も違うわけで、準備がどれだけ大変だったことかと思います。関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。そして、楽しい時間をくださりありがとうございました!