2015/04/23

第9回広州市派遣報告


友好都市である広州市へ派遣されていた高橋さんより、現地の情報をお届けします!

 
 こんにちは! 約一年半の研修期間が終わり福岡に戻って参りました。

今回のレポートでは、広東ジャパンブランド、広州地区大学生日本語弁論大会、また派遣期間の振り返りについて報告します。

    

 【広東ジャパンブランド】

期間:2014126日(~127日(日)
場所:広州東駅 東方泰購物広場地下3

 
 広東ジャパンブランドでは、自治体や企業などが2日間にわたって日本の文化・商品のPRや販売などを行いました。今回福岡市のブースでは博多ラーメンの「博多一幸舎」、「久原本家」にご協力頂き出展して頂きました。一幸舎では二種類のラーメンスープの試飲、久原本家では出汁の試飲や出汁を使ったお粥の試食を行いました。一幸舎はすでに美味しい博多ラーメンのお店として多くの広州っ子に知られており、試飲後同じ階にある一幸舎の店舗の方にそのままラーメンを食べに行った人も多く、行列ができるほどのさすがの人気でした。中国では日本のように昆布や鰹で出汁をとる方法は一般的ではないのですが、茅乃舎の出汁は試飲後その美味しさから即買いする人が多く、なんと初日で商品が全部売り切れたくらいの大人気でした。
 
一幸舎のラーメンスープの試飲
 
久原本家の出汁を使ったお粥の試食
 
 また、福岡の劇団「劇団道化」がステージイベントで児童劇「なにができるかな」を公演しました。クリップ、タオル、スポンジなどの日用品を使ってみるみる内に魚や熊などの形に変身させると会場はわっと盛り上がり前の席に座っていた子供たちは大笑いでとても喜んでいました。昨年は福岡と広州が友好都市締結をして35周年という記念すべき年であり、これからもこういったイベントを通してますます相互理解・交流の輪が広がることを期待しています。

 劇団道化のパフォーマンス


 
【広州地区大学生日本語弁論大会】

期間:20141221日(日)
場所:広東外語外貿大学第六教学楼報告庁

 
 第27回広州地区大学生日本語弁論大会が201412月に開催されました。今回、広州地区の広東外語外貿大学、中山大学など12大学から30名の学生が出場しました。それぞれの大学から日本語力の優れた学生を選びその大学の代表として学生を送り出します。さながら大学対抗戦で各出場者は大学の看板を背負って臨んでいるような印象で、応援にかけつけている学生・先生もたくさんいらっしゃいました。
  
 大会の形式としては、新人の部(日本語学習歴3年未満かつ日本への留学歴のない学生を対象)と、大賞の部(日本語学習歴3年以上または日本への留学歴のある学生を対象)の2部に分かれています。新人の部、大賞の部はともに午前はあらかじめ学生に知らされているテーマに沿ってスピーチをする「テーマスピーチ」を行い、午後はスピーチ直前に学生にテーマが知らされそれに沿って行う「即席スピーチ」を行いました。
 

  スピーチを聞いていて非常に印象的だったのは参加者のほとんどが情感を持って読むことを意識したスピーチをしていたことです。表情や身振り手振り、口調などを表現豊かに使ったスピーチは学生の伝えたいことが聞いている側に伝わりやすく、日本語能力だけではない部分での意識の高さを興味深く思いました。そして、広東外語外貿大学2年生の黄嘉偉さんが福岡の山笠を絡めた素晴らしいスピーチで新人の部準優勝となり福岡市長賞を見事受賞されました。黄さんはイベントの度に福岡市のブースにいつも足を運んでくれていて、話す度に日本語がめきめき上達していたのを感じていたので、努力が実った今回の受賞を非常に嬉しく思いました。

 


【派遣期間を振り返って】

早いもので派遣期間が終わり福岡に帰ってきてから三週間が経ちました。20138月末に広州に到着し、右も左もわからないまま広東外語外貿大学で中国語の勉強を開始したのが昨日のことのように感じます。最初の頃は中国語が拙かったため毎日授業の後にわからないところをみっちり予習復習をするとあっという間に一日が終わっていました。

広州生活が始まってまず印象に残った広州の文化はやはりグルメ。「食は広州に在り」の格言は伊達ではなく、医食同源を体現した広東料理の神髄であるスープや、飲茶で知られる本場の点心は大のお気に入りになりました。また、広州市の隣町である増城市のライチ狩りで食べた生のライチのみずみずしさはまさに広州でしか味わえない貴重な体験でした。 

勉学面では、中国語力が上がる度に中国人のみならず中国語を学ぶ何十ヶ国もの留学生と話せる話題の幅が増え、中国語を話せればこれだけ多くの人と話すことができるんだと中国語のすごさを実感しました。

中国語の練習も兼ねてタクシーの運転手さんとおしゃべりすることも多かったのですが、私が日本人だと知ると「中国と日本は国レベルでは今は少し難しい関係にあるかもしれないが、一般人レベルではきっと仲良くできるはずだ。」このように言われたことが一度や二度だけではなく、その度に人と人との交流の必要性を感じました。

広州での生活は本来の目的である中国語の習得はもちろん、中国、広州の人々と様々な面で交流できたことが何よりの財産になったと感じます。今後は広州で培った経験を活かして、この大好きな広州と福岡の架け橋となれるよう頑張りたいと思います。


広州大学にて福岡講座を開きました。

 

ボランティアで日本語を教えていた西関外国語学校の学生達と。